スコアから見えるもの

よく「スコア」を読んで(見て)!とか言われると思う


くますいでもそのように楽員には言ってはいる


が、持っているだけでは意味もなく

他のパートなどとの動きを見るだけでも意味もない

いや、意味がないことはないが


ただスコアをよく眺めて欲しい


横の流れ、縦の組み合わせだけではない

平面図としてだけでなく立体図としても見て欲しいのだ


和声などはくますいのメンバーにとっては???なものだと思ってはいるが、設計図として図面としては見えるものがあるはずだ


最大音量の記号の数、場所

アクセントなどアーティキュレーションの位置の特徴


たくさん見るべきものがある


いまくますいでは鈴木英史先生の「ジェネシス」に取り組んでいる


教科書ともいえる秀逸なスコアだ


読めば読むほど面白い


作曲者の意図が随所にちりばめられている


また間宮芳生先生の「カタロニアの栄光」も取り組んでいるが、形式やディナーミクの特徴は別物だが共通している部分もある


たとえばともに4拍子で書かれた楽曲だが「アプタクト」ではなく「アウフタクト」の楽曲と言えるところ


そう考えるだけで音楽(フレーズ・小節)の重心がどこにいくべきかがわかる


ともにやはり「アウフタクト」の音楽としてとらえたい


書けばキリがないが「スコア」がアンサンブル形態の音楽ではすべての取説、設計図として細かな意図が凝縮されている重要なものなのだ




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たわごと|熊野吹奏楽団音楽監督ブログ

広島県熊野町の市民吹奏楽団「熊野吹奏楽団」の音楽監督の日々のたわごと